百倍疑うというのは本当のことで、パーソナリティ障害はその疑いが違うことの確認作業をする必要があるのです。本当にしつこいくらいに、何度も何度もパートナーを疑います。パートナーは疲れてしまうと思うのですが、実は本人もかなりのダメージを受ける作業です。
まず疑う自分への劣等感。疑ってしまう罪悪感。疑う自分への嫌悪感。とにかくありとあらゆるマイナスの感情に支配されてしまいます。
これはパーソナリティ障害の症状が強いときに顕著に表れますが、日常でもかなり疑いながら生活をしています。つまり毎日起きている間ずっと頭を使て疑い続け、それをぬぐいさる作業を繰り返しています。
そんなことしないで楽に生きればいいのにというのが多くの意見ですが、性格ではなく病気であるためにこれはどうしようもないことなのです。
大事なのはこの疑いの作業をいかに少なくすることであってなくすことではありません。目標は大きく持たず、できることを努力して続けていくことがパーソナリティ障害には必要なのです。
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