パーソナリティ障害は　性格ではなく病気　/パーソナリティ障害とアート

パーソナリティ障害は　性格ではなく病気

ガスマスクは戦争や人の死を連想させて少しつらい気持ちになります。ガスマスクを使用して作品を創るときはそれなりの覚悟がいると思っています。

パーソナリティ障害の一番つらいところは理解されないところです。そもそも病気なのか性格なのかわからないぎりぎりの疾患ですから、「厄介な人」と思われることがとても多いです。
過去の出来事を考えたときに、ああそういえばあの人はパーソナリティ障害だったかもしれない、という人が必ずいると思います。100人に3人ですからクラスに一人いたとしてもおかしくはありません。
パーソナリティ障害の中には解離性パーソナリティ障害（多重人格）など精神疾患といってもおかしくはないものもたくさんありますが、自己愛性パーソナリティ障害や境界性パーソナリティ障害は、パーソナリティ、つまりは人格がおかしい人ということになり、病気なのか性格なのかわかりません。

管理人はパーソナリティ障害は病気であると考えています。実際脳内物質のコントロールがうまくいかないから様々な症状が起こるわけなので、それは性格ではなく脳の疾患です。
なにより、病気でないと困るのです。感情コントロールができないこと、人よりつらい人生を送らなければいけないこと、それらが性格であったらとっくになおしています。なおせないのです。頑張っても頑張っても、どうしようもないのです。
何度も同じ過ちを繰り返します。ギャンブルに手を出したり、手首を切ったり、人に依存したり、嫉妬心に負けて相手に迷惑をかけたり。
それらが性格ならば、頑張って直したいのです。なおせないからこうしてサイトを作り分析をして、病気と考え、融合し、改善する方法を模索しています。
服薬治療が有効になってきたことで少しずつ、明るい未来が見えてきています。パーソナリティ障害は治る！そう信じて日々、苦悩の中で頑張り続けなければいけないのです。
多くのパーソナルの人が苦しんでいます。どうか本当に、疾患であることを理解してあげてください。私たちの性格ではないのです、病気の症状なのです。