見捨てられ 不安
パーソナリティ障害と アート;タイトル画像

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海と母性のイメージのヌードコラージュ作品

見捨てられ 不安


女性ヌードと海のコラージュ作品です。
海は母性を連想させます。そして少しふくよかな女性のヌードもどこか母の愛を感じます。しかし、母とヌードというのは結びつきませんね。子供にとって母親は女であってはならないのです。母親は自分を守ってくれる大切な存在。そこに女の面を見ると、誰かにとられてしまうようなそんな気がしてしまうのですね。


母親に愛されない、もしくは愛されすぎるとパーソナリティ障害になるといわれています。
見捨てられ不安は母親が大きく関係しています。と言ってもわかりにくいので具体例を出します。やはりわかりやすいので管理人の実体験を事例とします。

幼いころは貧乏ながらも仲の良い家族でした。父と母と兄と私の4人家族。お風呂のない小さなアパートに住んでいました。私が小学校3年生の時に大きな家に引っ越し、家賃を払うために母はパートの時間を延ばし、父も仕事ばかりするようになりました。このころから、私は両親との記憶がありません。いつのまにか家庭の中がぎくしゃくして、母がパーソナリティ障害の症状が強くなりました。私の髪の毛をはさみで切り、顔面を殴り鼻血が飛び出すのを見てげらげらと笑っていました。その時の支えは守ってくれる兄でしたが、思春期に入った兄は私に毎日暴力をふるうようになりました。傷が残らないように腹を蹴ります。うずくまって声も出なくなっても蹴り続けました。私は誰にも言いませんでしたが、泣いた顔を見た母が気が付いたようで注意はしてくれました。しかし解離性パーソナリティ障害(多重人格)の症状も出始めた母は、自分の苦しみと闘うのに精いっぱいで私のことは見えていなかったようです。
中学に入ると同時に両親が離婚。離婚と同時に新しい父と兄ができましたが相性が悪く、母はストレスで症状が悪化し、マンションから飛び降りました。今でもその現場を覚えています。その後も母はパーソナルの症状が強くでて、いつも包丁と叫び声と、呼び出しにおびえながら過ごしました。

さて。そのときは見捨てらる恐怖などとは無縁だと思っていました。母がいなくなればいいと思っていたのですから。それが、パーソナリティ障害だと知ってから、私の様々な症状が母の愛情不足によるものだとわかったのです。愛情過多なのかもしれませんが。

友人や恋人が本当に自分を好きでいてくれるか、確信が持てません。いくら言葉で言われようと、行動で表現してくれようと不安でたまらないのです。不安を解消したくて様々な課題を出します。しかし、加算方式ではなく減点方式のため、いくら相手を試しても良い結果などでないのです。多くのパーソナルの方たちがここで苦しみます。「私は必要ない」「皆私から離れていく」そういう妄想を見捨てられ不安といい、本人はそれがパーソナリティ障害の症状とは気が付きません。周囲の人はいやになって離れていき、パーソナルは孤立します。これが見捨てられ不安からくる負の連鎖です。
最初に管理人の話を長くかきましたが、その状況全てをしらないと、このくらいでパーソナリティ障害になる確率があがるとわからないと思ったからです。
何かの参考になると良いと思っています。

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