無料で　心理カウンセリング　/パーソナリティ障害とアート

無料で　心理カウンセリング

心理カウンセリングってなんでしょうか。調べてみると心理カウンセリングの料金はかなり高いようです。面談での費用はもちろんのこと、メール相談でもお金が発生するそうです。
私は産業看護師としてある程度の知識を学んでいます。自己啓発や認知行動療法等もできますし患者さんによっては無料で行っています。なぜ私が無料で心理カウンセラーが有料か。それは資格の問題でしょうね。資格があればお金をとれる、プロだからです。
ここで例えを私の趣味でもあるカメラにしてみます。プロカメラマンに撮影依頼をすると当然お金を払うわけです。でもプロだからと言って自分の思うような写真を撮ってくれるとは限りません。アマチュアカメラマンにも腕の良いカメラマンを多数知っていますし、そちらのほうが被写体との相性が合うこともあります。そしてアマチュアカメラマンは殆どの場合無料で撮影してくれます。
私はパーソナリティ障害の方にはプロのカウンセラーをあまりお勧めしません。彼らは傾聴が仕事です。パーソナリティ障害は聴いてほしいのではなく共有してほしいのです。しかしカウンセラーは聴くのが仕事であってアドバイスなどはしません。これは絶対的な原則なようです。
私はプロではないので患者さんにアドバイスもしますし自分自身の話もします。痛みを共有することで彼らを楽にしてあげたいと同時に自分も楽になるからです。

上に展示している作品は自画像ですね。顔は二つに割れパーソナリティ障害を強調していますが、体は一般的な人の姿です。このような絵を描くときにヌードであることもyuttiの作品の特徴です。やはり自分自身を曝け出すという意味合いが含まれているのでしょうか。

さて、パーソナリティ障害の人はカウンセラーになりやすいという話は別のページで解説していますが、公私混合しているわけではありません。患者さんの痛みを理解し共有しますがそれに巻き込まれることはしません。そこはやはり仕事なので一線を置くことができます。カウンセラーがパーソナリティ障害であることに嫌な顔をする人もいますが、患者側もカウンセラー側も苦痛が減るのであれば両者にマイナスになることもないし、良いのでは？というのが私の考えです。