「感情の波」。よくある言葉ですが「波」レベルではないと思います。そうですね、南極や北極とサバンナや砂漠、それらを行ったり来たりしている感じに近いでしょうか。そして過ごしやすい気候の場所にはいくことができません。
パーソナリティ障害は穏やかに過ごすことができません。これはとても苦しいことです。落ち着きを装うことが日常的になり、それがまたストレスとなり症状を悪化させます。
だから、仕事が長続きしないのです。だから、人とうまく付き合えないのです。苦しいのはパーソナル本人なのです。確かに、振り回された周りの人は大変な思いをしていると思います。でも知ってください。私たちパーソナルは努力をしているのです。人の何十倍も努力をして、人に迷惑をかけないように、上手に付き合えるように。
振り回されて嫌になって離れてしまえば楽になります。嫌な過去として、変な奴がいたなと思い出す程度になります。でも、パーソナルはあなたが離れた後も永遠に苦しいのです。
苦しみから解放されたくて死のうと試みるパーソナルは多いです。ですが、ほかのページで解説していますがパーソナルは「死にたい」といいながら「生きたい」人なのです。だから自殺はほとんど未遂に終わります。ただ、薬の飲み過ぎ等で本当になくなってしまう人がパーソナルの30%というデータがあります。
「死んでやる」と繰り返すパーソナルに「死ねばいいじゃん」などといわないであげてください。パーソナルにとっては常に本気なのです。それほど苦しみから解放されたいと願っているのですから。 |