離婚後遺症は女性に多いことから、女性目線での解説をつけていきます。
夫の暴力が原因の場合、離婚前に暴力をふるわれながらおびえて暮らしているわけです。離婚によってその苦痛から解放されたと同時に抑えてきたストレスが身体症状、精神症状となって現れます。対人恐怖症（社会不安障害）やうつ病の発症などが起こります。
そしてそれらは母親だけではなく子供や両親にも起こりうるのです。子供は家庭環境のストレスと学校での嫌な思いが重なると特に症状が出やすくなり、母親の両親は自分たちの子供を心配し、悩み、睡眠障害等の軽度の症状からうつ病になってしまうケースもあります。うつ病だけで済まずに、年齢によってはアルツハイマーを発症したりと雪だるま式に病は大きくなります。
もしパーソナリティ障害の人が離婚後遺症にかかったとするならば、常に抱えている苦痛にプラスして大きなストレスがかかるわけですから、症状の悪化は健常者よりも激しく時に自殺未遂を図ることもあります。
パーソナリティ障害は、その他の心の病を併発するとより症状が重くなるのです。
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