杉下右京氏は対人関係を築くのが下手です。
相棒シリーズの中では過去は孤立していて、誰とも関係が長続きしなかったといわれています。そしてあの頭の良さや数学的な考え、コーヒーは飲まずに紅茶だけを飲むなど、私としては彼は典型的なアスペルガーであると思ってしまうのです。
そして、そんな彼が良い環境と仲間に恵まれて自分の居場所を見つけることができていることが嬉しく思います。
パーソナルもアスペルガーも社会的には排除されてしまう傾向があるなか、あのドラマはとても素晴らしい作品だなと、メッセージを読み取って思うわけです。
展示している絵ですが、パーソナリティ障害の状態が落ち着いていた時期に書いたものなので優しいですね。
大きくとったグリッドも落ち着いた色で普段私が絵を描くとき、展示するときには使わない色です。
色というのは精神状態に大きく影響するのでしょうね。
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