自傷行為といっても手首を切るだけとは限りません。たとえば過食も自傷行為の一つだと考えます。過食することで太り、醜い自分を自分自身で蔑む。これは明らかに自分を傷つける行為です。
自分を傷つけるという意味では、パーソナリティ障害は常に自傷行為を続けていることになります。頑張りすぎること、いい子でいること、自分自身を隠すこと、すべてが自分を傷つけます。
もっとも代表的なのはリストカットですが、なぜ何のためにするのでしょうか。
管理人も毎日切っていた時期がありますが、なぜかと聞かれると回答に困ります。切ることで安心することは確かなのですが、なぜ切ると安心するのかはわかりません。
よく「生きている」と知るために切るという話を聞いますが、それは間違ってはいないかなと思います。痛みを感じ、傷口を見れば、私は生きていると実感できます。
一つの考えとして、リストカットは「疑似自殺」なのではないかと思います。パーソナルは死にたい病でありながら本当は生きたい病です。生きたくて仕方ないのに上手に生きられないのです。だから死にたくもないのに「死にたい」と繰り返します。
リストカットすることで自殺したような感覚になれます。それが心地よいのかもしれません。
最後に、管理人はリストカットをすすめていません!自分自身の体を傷つけることは決して良いことではないですし、傷口が化膿してつらい思いをすることもあります。傷跡が残れば理解のない多くの人に偏見の目で見られます。切りたい気持ちはわかりますがリストカットは痛いだけでむなしさしか残りません。どうかご自身を大事にしてください。 |