統合失調症の　陰性症状を知っていますか　/パーソナリティ障害とアート

統合失調症の　陰性症状を知っていますか

個人的に好きな絵です。何が好きかはわかりませんが見ていて飽きません。ボールペンで描いています。

統合失調症は昔精神分裂病と呼ばれていましたが、差別的だということで統合失調症という名前に変わりました。精神が分裂してるのも統合的に失調してるのも私にしてみると同じ差別的な用語に見えるのですが・・・。パーソナリティ障害もそうですね。人格障害でもパーソナリティ障害でも変わらないというのが私の意見です。
統合失調症というとみなさんがイメージするのはいわゆる「変な危ない人」という感じでしょうか。妄想や幻聴などの症状から妙な行動をする。これは陽性の統合失調症です。（管理人の兄はこちら側で重度の陽性統合失調症です。）
しかし、最近多いのが「陰性症状」なんです。

陰性症状は幻覚や妄想以外のエネルギー低下から起こる症状です。
●感情の障害
・感情の起伏が極端に少ない　・他人との心の通じあいがない、疎通性がない
・口を利かない　・個人や団体を拒絶　・自閉的
●意志、欲望の障害
・自分一人では何もしない（言われればやる）　・意欲低下　・テレビが嫌い
・世の中のことや家族や友人のことに無関心

ｙｕｔｔｉにしてはめずらしくしっかりとした診断基準的なものを載せました。
普通に見えるけど少し鬱っぽい人は要注意。受診してみると陰性の統合失調症の場合があります。ただ、診断基準というのは非常にあいまいで、私の周りにも何人か陰性統合失調症の診断をされた方がいますが、私から見るとパーソナリティ障害じゃないか？発達障害じゃないか？と思うところもあります。
性格が一人一人違うように、人格（パーソナリティ）もそれぞれ違うのですから、その人の持って生まれた人格がこのように統合失調症と診断される場合があるということを知って欲しいと思い、書きました。